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四季
秋
いづくへと吹きゆく風か虫の音も聞かずに秋をかきさらふべし
いさよひの月まつ庵にさぬる夜のあはれなるかな影も見えずは
聞きいればあしたゆふべに虫のこゑ秋の野山はさきはひにけり
白露のこぼれてにほふたまゆらにふぢばかま咲く玉しきの野べ
ふけゆけば ビルの村雲 途絶えして 清らに残る 秋の夜の月
秋風の 染みる枕に 影落ちて 離れにし人の 夢にだに見む
秋の夜の ビル間を渡る 望月の あだし影さへ 恋すらむやは
夕霧の舟に寄辺もなかりせばただかひもなく川面揺らめく
秋たちていぬと残さじ文のあと我もまつとは言はでまつらむ
五月雨の 匂い留める 長袖に 行き合う風は 長月の空
渡りけむ 果てのひむがし 眺むれば ガラスに残る 秋の夕暮れ
夏恋ふて 空のかよい路 うち返す 帰るツバメに 秋風の過ぐ
七夕の 戸わたる舟の かぢの葉に かいて虚しき 人知れぬ恋
行く春を 留めかねぬる 川面には 雨音静かに 花の散るらむ
山鳥の 声だにもせぬ 独り寝は 置ける身もなく 床の月霜
見上げれば 秋の海原 穏やかに 白波寄せて 風に砕ける
大原の みやのくろ影 色づけば みもみのもみじ みちにけるかも
時雨降る 迷いの袖は 恋あせて 匂ふあたりは 木犀の風
泡立てる 夜景の波を 乗り越えて いざ板に立つ 秋の夜の月
あき風に 琴線にふる ことの葉の 啜り音響く 葎生の宿
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