あき風に 琴線にふる ことの葉の 啜り音響く 葎生の宿
詞書
■本歌
「Chanson d'automne “秋の歌（落葉）”」（Paul Marie Verlaine “ヴェルレーヌ”）
Les sanglots longs
Des violons
De l'automne
Blessent mon coeur
D'une langueur
Monotone.
秋風の
ヴィオロンの
節（ふし）ながき啜泣（すすりなき）
もの憂き哀しみに
わが魂を
痛ましむ
（堀口大學訳）
2016/09/01
- 2018.06.01. 夏 紫陽花に まさらざりけり 悲しきは 身を知る雨の やみて散るぬる
- 2018.05.07. 夏 藤波の 絶えて物憂き 我なれば 寄る辺なき身を いづちやらまし
- 2018.04.18. 春 見ぬ花は いかが散るらむ 春雨の 打つ夕暮れに うぐひすぞ鳴く
- 2018.04.18. 春 春尽きて 色も途絶えし 夕暮れは 月の影だに 移ろいにけり
- 2018.03.28. 春 小夜ふけて 見る人もなく 散る花の 舞にいざよふ 中空の月